新和町はこんなところ
おだやかな気候と風景が
ホッコリとする町です
新和町は、天草下島の東部に位置する穏やかな海に面した小さな町です。
天草下島は、日本では6番目の大きさの島になり、昔からキリシタンの島として知られてきました。
下島の中で新和町には、全国的にも珍しい『ハマボウ群生地』や、
島内随一の大滝『神掛けの滝』な自然豊かな環境に恵まれています。
また新和町には、海と山、畑と河川など昔なつかしい原風景が広がります。
おだやかな海でとれる海産物や、竜洞山など山々のふもとに広がる水田。
新和町は自然の恩恵をたくさんうけた『食』も豊かな町です。
ハマボウ群生地
新和町に入るとすぐ県道沿いに、約1万2千株の『はまぼう』が河口から2㎞にわたり約3ヘクタールに群生する日本最大規模の群生地があります。『日本最大級の大群落の一つ』として全国的にも注目されています。はまぼうは様々な要因からその生息域が減少し、絶滅が危ぶまれる植物として保全活動が進められています。
天草市の花にも指定されており、初夏には鮮やかな黄色の花を咲かせてくれます。
竜洞山 ~ 雲仙天草国立公園 ~
新和町南部にそびえる竜洞山は、雲仙天草国立公園に指定されています。
展望台からは不知火海、宮地浦湾が一望でき、対岸の鹿児島県までも望める、360度見渡せる大パノラマがひろがるまさに島内随一の絶景スポットです。熊本県西部でありながら、お正月の日の出スポットとしても知られています。
山頂には『みどりの村キャンプ場』『遊歩道』『テニスコート』『遊具』も備えてあります。
神掛けの滝
新和町大宮地浪床エリアの裏山頂上近くにある、幅15m、高さ15mの島内随一の大滝です。滝までは約700m程で、おおよそ20~30分ほど要します。滝までの道のりには運動靴や登山靴などをおすすめします。
雨の多い時期や水量が多い時期などは、巨大な岩壁から流れ落ちる様は迫力満点です。
画像出典:天草Webの駅
シロウオ漁
大宮地川河口一帯では、春の訪れを告げるシロウオ漁が1月下旬から3月いっぱいまで行われます。シロウオはハゼ科の魚で、体長が5センチほどで成魚になり春になると産卵のため、満ち潮にあわせて大宮地川へとのぼってきます。
漁は約2メートル四方の「四つ手網」を沈めておき、シロウオの群れが通りかかるタイミングで一気にすくい上げる昔ながらの手法で行われます。
酢じょうゆで生きたまま食べる「踊り食い」をはじめ、吸い物、かき揚げにして味わうのが新和町の郷土料理として親しまれています。